電力会社選びで節約しよう!電力自由化活用ナビ

HOME > 電力の豆知識 > 我が家の電力自由化はいつ行うべきか

我が家の電力自由化はいつ行うべきか

 2016年に電力自由化がスタートし、2017年にはガス自由化がはじまったことで、電力会社もガスを加えたプランなど新しいものが登場しています。そもそもすぐにでも替えるべきなのか迷っているという人も多いです。スタート前は早期割引など今、申し込んだほうがお得などのものもありましたが、現状では新電力会社への切り替えはいつでも可能なので、焦る必要はありません。特に戦後はじめての制度変更のため、まだまだスムーズにいかない小売会社が存在する可能性もあります。
 ただし、面倒だから、よくわからないからという理由だけでは既得権を持つ大手電力会社が喜ぶだけの話です。様子を見ているのと何もしないのでは状況は異なります。せっかくの機会を活かすためにも、自分の好みにあったプランがあるかという情報を集めておき、いつでも切り替えられるような準備をしておくと安心です。


 電力自由化における送電の仕組みを知る

 新電力会社に切り替えると大手ではないから停電する等という間違った情報やイメージを持っている人は未だにいます。しかし、物理的には電力が送られてくる仕組みは何ら変わっていないので、電力自由化により切り替えを行ったところで停電は起きない仕組みです。たとえば、大手の電力会社から小売会社のA社へ切り替えたとして、そのA社が契約している発電所が故障して電気が調達できなくなった場合でも、家庭には影響はありません。
 これは、家庭に物理的に電力を送る役割を担っているのは小売会社でなく、送配電会社だからです。どの会社が発電した電気も、送配電網に入ると送配会社が責任を持って届けているので、仮にA社が故障しても、別の会社が発電した電気を調達して送電する仕組みになっています。そのため、会社によって停電の頻度が変わることはありませんが、度々、よその会社から高額で電気を調達しなければならない小売会社は危うい可能性もあるので注意が必要です。


 電力自由化はどうして行われたのか

 電力にまつわる制度を総称して電力システムと呼びます。電力自由化は単独で行われたわけではなく、そのシステム全体の在り方を見直す電力システム改革の一部であり、消費者が電力会社を選べるようになることというのは極々一部になります。電力システムの改革が行われた最大の理由は独占体制から、フェアでオープンなシステムに切り替えることです。
 ポイントとなるのは、効率性や透明性、公平性を高めることになります。日本では長期間にわたり、大手の電力会社が各地域で独占体制を続けたことで、電力システムそのものが非効率的で、透明性が低く、不公平な仕組みになってしまった経緯があります。時代遅れなシステムというのは、消費者が無駄な費用を支払うことや無用なリスクを背負うことにつながるため、それを改善するための改革です。どこが安いのかも大事ですが、何のための電力自由化かを知ることも重要です。

次の記事へ